200723

課題が締め切りに間に合わなかった。だめだ。与えられたことすら満足にできない。意識ある時間も眠っているみたいに過ごす。

昨晩は夢の中で飼っている黒いうさぎが死んだ。うさぎの暮らしているケージを覗き込みながら、私が箸のようなものに火を付けると、箸の先のうさぎが燃えてほんの数秒で亡くなってしまうというものだった。先端部分にあるコバエのような大きさの灰をうさぎの死体だと信じてむせび泣いた。なぜ火を付けたのか、なぜコバエのようなものをうさぎだと信じ込んだのか、行動と意図の流れは理解できないし、遠近感ですら現実をなぞっていない。矛盾を矛盾と思わずに目の前の光景を深く悲しむ。これを私は昼夜を問わず行っている。

そのようなことをペソアが言っていた気がして、不穏の書、断章を読み返した。夢への言及は膨大な数見受けられたが、直接的な表現は見つからなかった。怠惰と離人感が身に沁みて面白かったのだが、共感の程度を測るような品のない読み方をしてしまったとも思う。しかし疲れているのでこれでいい。